ストレスの原因は人間関係!?

ストレスってどんなときに溜まりますか?
おそらく多くの人のストレスには、人間関係が絡んでいます。

『あの人はなんであんなことするんだろう!?』
『あの人は本当に自分勝手だ!!』
『あの人は私のことを全然分かってくれない!!』

ストレスの原因のほとんどは、対人関係です。

自分の期待通りに動いてくれない部下。
自分のことを認めてくれない上司。
私のことを理解してくれない夫。

心配ばかりかける子ども。
口うるさい親。
自分勝手な友達。
話を聞いてくれない恋人。

ストレスを溜めやすい人とは!?

特に、その中でもストレスを溜めやすい人がいます。
それは、他人の問題を背負ってしまう人です。

例えば、他人の反応や機嫌がやけに気になる人。
他人の心配をしてしまう人。

いつも、今日の上司機嫌がどうか気になる・・・
子どもの進路が心配でたまらない・・・

または、

この人には私が必要だ!
私がなんとかしないといけない!
私がしっかりしないと!

こういう人たちは、どうしても他人の問題を自分ごとに背負ってしまう傾向があります。
そこで、余計にストレスを感じて、溜めこんでしまうわけです。

ストレスを感じる=コントロールできないこと!!

こういった人たちのストレスの原因は、それがコントロールできないことにあります。

当たり前のことではありますが。

上司の機嫌や、恋人の機嫌。
子どもの進路や、夫の仕事のことなど。
それらは、自分にはコントロールできないことです。

家族であれ、恋人であれ、心と身体が別である以上、他人です。
コントロールはできません。
コントロールすることは、その人を奴隷にすることです。

その人の価値観や、考え方、感情や気分を決めるのはその人。
あなたに出来るのは、あなた自身のことだけです。
これを忘れると、あなたの思い通りにならない、その人のことがストレスになります。

私は私。あなたはあなた。

『私とあなた』

この境界線をしっかり引くことはすごく大事なことだと思っています。
これが、ストレスをためない一番の方法です。
そのうえ、人間関係を円滑にする方法でもあります。

人は他人にコントロールされることを嫌います。

他人に命令されたり。指図されたり。
口出しされて腹が立つことがありませんか?

それがどんなに正しいことだとしても、人に押し付けられた言葉は、反発心を起こします。
その人を思うがゆえの言葉や態度が、人間関係を壊してしまっていることだってあります。

あなたにはあなたの解決すべき問題があります。
その人にもその人が解決すべき問題があります。

手助けしたい気持ちがあっても、その人自身の力で乗り越えるべき問題があります。
親切心や愛情あっての手助けでも、その人にとっては成長の妨げになることがあります。

もし、その人の成長の妨げになるのが分かっていても、手助けしたいのであれば。
それは、ただの自己満足です。自分が気持ちよくなりたいだけです。

また、この境界線がしっかり引けるようになると、他人の機嫌や気分に影響されにくくなります。

その人の機嫌や気分はその人のもので。
自分とは関係ないと分かるからです。
ぜひ、この境界線を意識してみてください。