第一火星丘と第二火星丘
手相では、手のひらの真ん中の両端のふくらみを、第一火星丘、第二火星丘と呼びます。
どちらも、火星の名前があるように。
火星のエネルギーを受け取ると言われる場所であり。
火星に関する意味を持つ部分になります。
では、火星丘の意味と、その由来について紹介していきます。
火星の神様『アレス』
火星のことを英語では、『マーズ』と呼びます。
これは、神様の名前に由来しています。
ローマ神話では、『マルス』という神様であり。
ギリシャ神話では、『アレス』という神様を指しています。
アレスは戦いの神様で、闘争を好む性格だったようです。
粗野で不誠実な部分もあったようです。
火星丘の意味
火星丘は、闘争心、行動力、勇気、忍耐力、決断力、などを表すとされています。
戦いの神様アレスにまつわる意味合いが強いようです。
第一火星丘と第二火星丘では、実は意味が違ってきます。
第一火星丘の場合は、外部に対する戦い、闘争心を意味します。
闘争心や決断力です。
表に現われるような戦う気持ちを表します。
目に見える真っ赤な炎のようなイメージです。
第二火星丘は、内部にでの戦い、闘争心を表します。
忍耐力や継続力です。
自分との戦い、自分の内側での戦いだと言えます。
目には見えない、内側でメラメラと燃える静かな炎のイメージです。
丘の発達具合を見る
簡単に手相を見る方法の1つは、丘の発達具合を見ることです。
つまり、ふくらみ具合です。
ふくらみが豊かなほど、その丘の意味を強くします。
第一火星丘の発達が豊かな人は、決断力が高く、行動力が高い人です。
負けん気の強い人でもあります。
第二火星丘の発達が豊かな人は、忍耐力、継続力の高い人です。
コツコツと仕事や物事を進めることのできる人です。
精神的な強さを持っている人だといえます。
第一火星丘に現われる線
丘にある線は、基本的に、縦線が良い意味の線で、横線が制限や停滞、過剰などを意味する線です。
第一火星丘に関する線から見ていきます。
第一火星丘から土星丘に伸びる線があります。
『火星環』と呼ばれる線です。
火星環には、いろんな意味合いがあります。
障害線と捉えて、生命線を横切る場所の時期に、トラブルに見舞われたり、主に精神的な苦悩をすることを表すとも言われます。
また、運命線の一種であり。
困難な状況にいても、努力して幸運をつかめる人であり。その状況や経験を成功につなげることができる人であるという意味を表すとも言われています。
どちらが正しいというわけではないと思います。
確かに障害があることを表すかもしれませんが、捉え方次第です。
人生には必ず、障害は表れます。
この線は、その経験が後に必ず役に立つよ、成功に結び付くよと教えてくれている線です。
第一火星丘から斜めに走る線を『短気線』と呼びます。
生命線に届かない短気線は、カッとしても表情に表れないタイプが多いようです。
生命線を突き抜ける短気線は、カッとしたら、表情に表れてしまうタイプの人に多いようです。
第二火星丘に現われる線
第二火星丘から、土星丘、太陽丘に伸びる線のことを、『忍耐線』と呼びます。
これらは、運命線、太陽線の一種になります。
これらの線を持つ人は、非常に我慢強い人が多いようです。
どんな困難でも諦めない強さを持っている人です。
コツコツと努力することが開運のカギであり。
そういった努力の先に成功や幸せを掴める人でもあります。
しかし、逆に、我慢しなくてよいことを我慢する傾向にあるので、注意が必要です。
DV被害を受けながらも我慢していた人にも、この線があるケースがあるようです。
ぜひ、あなたの幸せのために、その才能を使ってください。
第二火星丘に現われる横線のことを、『反抗線』と呼びます。
その名の通り、反抗的な態度をとってしまう線です。
これは、内面に強い自己主張を持っていることから来ているようです。
自分の中の強いこだわりや正義感があるので、それに反したことが受け入れられない。
そのため、上司や目上の人との衝突をしやすい人の傾向があるようです。
バランスが大事!!
火星丘は、闘争心が現われる場所です。
闘争心は、すごく大事です。
それは、大きなエネルギーになります。
ただ、バランスを崩すと、人間関係に影響を及ぼすエネルギーを持っています。
そのエネルギーを良い循環として生かせるように、考え方に強さだけでなく、柔軟性も取り入れてみてください。
火星の闘争心のエネルギーを上手に使って、あなたの夢や幸せに活かしてみてださい。