人と話すのが苦手

上手く人と話せない。

初めて会う人としゃべるのが苦手。
人と壁をつくってしまうことが多い。
人前で、話すのが苦手。

『私って、人見知りだからなぁ。』
『緊張しいだからなぁ。』
『話下手だしなぁ。』

あなたは、自分自身に対して、そんなことを思っていませんか?
その行動の原因は、本当にあなたが人見知りだからでしょうか?

人が、すぐやりたくなるラベル貼り

『人見知り』、『緊張しい』、『人と話すのが苦手』など。

多くの人が、他人を判断するときや、
もしくは、自分を判断するときに
『名前(ラベル)』をつけて、分類分けしたがる傾向にあります。

でも、そのラベルづけは本当に正しいでしょうか?

『初めて会ったけど、この人とは普通に話せるなぁ。』
『大勢の前だと緊張するけど、2~3人なら、自信をもって話せる。』
『会社では、話下手だけど、友達とは結構おしゃべり。』

あなたは、こんな例外をもっていませんか?

そうなんです。
普段、人見知りだと思っている人でも、初対面でも気にせず話せる人がいます。
話せる場合があります。

緊張しいだと思っている人でも、実は、場面やそこにいる人によっては、緊張せずにいられることがあります。
話下手だと思われる人でも、家族の前や、友達の前では、おしゃべりなのかもしれません。

人は、決めつけるのが好きです。

分類分けするのが好きです。
これは、血液型と一緒ですね。
A型は几帳面。O型は大雑把などなど。

人は、ラベルをつけて、分類分けすることで、いろいろ考える必要がなくなるから楽なんですね。

だから、
『私は、〇〇だ。』
『あの人は、△△だ。』
とついつい、ラベルづけしちゃう。

実は、ラベルづけしているのは、その人の性格じゃなく行動

多くの人は、人をラベルづけするときに、見ているのは、その人の性格ではありません。
実は、その人の行動を見ているんです。

『あの人は、初対面が多い飲み会では、すごくおとなしいなぁ。』
『あの人は、会社でプレゼンしてるとき、すごく緊張して、汗かいてるなぁ。』
『あの人、仕事の休憩中、誰ともしゃべらず本読んでる。』

あなたが見ているのは、その場面、その環境で振る舞っている、その人の行動です。
実は、違う環境、場面、人の前では全然違う行動をしているかもせれません。

人は、家族に見せる顔と、会社で見せる顔は違うことが多いです。
恋人に見せる顔と、友達に見せる顔は違うことが多いです。
仕事では、真面目な印象の人でも、プライベートを知っている人から見ると、すごくルーズな印象の場合もあります。

人は、環境、場面、気分などなど。
いろんな要素によって、行動が変わります。

あなたの見ている『人見知り』というラベルを張った行動は、他の場面では見られないものかもしれません。

これは、他人にも、自分にも言えることです。
あなたが自分自身に張っているラベル、または他人に張られたラベルは、『性格』についたラベルではないということ。

あなたが他人に張ったラベル、あの人があの人自身に張ったラベルは、『性格』についたラベルではないということ。
そのラベルは、『行動』についているということ。
これは、すごく大事なことです。

人は誰もが、多重人格者

もしも、『ラベル=性格』だとすると。
人は、みんな多重人格者です。
その時、その場所、周りの人によって、ラベルは変わってくるからです。

ある時は、人見知り。
でも、ある時は人懐っこい。

なので、そのラベル自体、無意味なことが多いです。

そのラベルは、あなたの役に立ってますか?

そのラベルは、あなたの役にたってますか?

ぜひ、考えてみてください。
あなたが、あなた自身に貼っているラベルは、あなたの役に立ってますか?
あなたが、友達、家族、恋人に貼っているラベルは、その人の幸せのために必要ですか?

もし、役に立たないラベルを貼っているのなら、捨てても大丈夫ですよ。

それは、あなたを表すものではなく。
あなたの一部分を表すものです。
あくまで、ある条件のときに出てくる一面でしかないから。

あなたは、もっと役に立つラベルをすでに持っているはずです。
あなたが、もっと幸せに、楽しく生きられるラベルを持っています。

あなたの持っている、みんなに誇れる、素敵なラベルは何ですか?

そして、もし、あなたが家族、友達、恋人につけているラベルがあるなら、観察してみてください。

そのラベルは、その人が喜ぶものでしょうか?
もしそうでないのなら、その人の持つ素敵なラベルを探してみませんか?

それは、あなたの目に見えていないだけです。
今張っている、ラベルをめくると、もっと素敵なラベルが見つかるでしょう。

ぜひ、探してみませんか?