出来事の判断基準!!
心に余裕を持つ方法として、今回紹介したいのは、物事の表と裏です。
人生の中で、私たちはいろんな出来事に遭遇します。
そのたびに、喜んだり、悲しんだり、怒ったり、苦しんだり。
心に余裕を持てず、苦しみがちの人は、このときの喜怒哀楽に流されやすい人が多いのではないでしょうか。
多くの人は、その出来事を、その時感じた感情で判断しがちです。
これは、嬉しかったから良い出来事。
あれは、苦しかったから悪い出来事。
その判断は、本当に正しいのでしょうか?
出来事の評価は時間で変わる!!
出来事でいえば、時間の経過によって、良い・悪いが変わることがよくあります。
『学生時代のツラかった部活の合宿。
今では、良い思い出だな~。
精神力がついたな~。』
『若い時に借金に苦しんだ生活。
あの経験が、今の仕事に活きている。
たくさん大事なことに気づかされた。』
『大きな病気。
あの病気のおかげで、人の優しさや家族の大切さに気づいた。
健康の大切さに気づいた。』
人によって、様々です。
あなたにも、こんな経験がありませんでしたか?
出来事の表と裏!!
実は、どんな出来事にも表と裏があります。
ある出来事で、何かを得ているとき、同時に何かを失っています。
逆に、何かを失っているとき、何かを得ています。
それは、意識しないと気づかないものです。
自然に気づくには、時間が必要なことがほとんどです。
時間が経って、そうだったんだ!!と気づきます。
あなたは、過去の出来事で苦しんでいることはありますか?
または、今苦しんでいる問題はありますか?
もし、その問題や出来事が、あなたから何かを奪っていったのなら。
同時に、何か与えられたものもあるはずです。
『あなたが、その出来事・問題から受け取った大切なものって何ですか?』
最初は、気づかなくても大丈夫です。
ただ、質問してみましょう。
『あなたが、そこから得られたものって何でしょうか?』
表と裏を知る!!
当然のことながら、逆もあります。
すごく良かったと思っていた出来事が、のちのち悪い出来事に結びつくこともあります。
表と裏を知ることは、何かを得ているときは同時に失っていると知ることです。
調子の良い時こそ、実は気をつけないといけないときでもあります。
仕事の調子が良くて、熱中していると、知らず知らずに人間関係の亀裂を生んでいることもあります。
家族との時間。
恋人との時間。
自分を労わる時間。
良いの裏には悪い。
悪いの裏には、良い。
その出来事、ものごとの表と裏を見る。
表面だけでなく、裏側まで見るようにすると、一喜一憂しなくてもよくなります。
心に余裕を持てるようになります。
悪い出来事が起こったときには、
ぜひ、マイナスの裏にはプラスがあると自分自身を勇気づけてください。
気づくだけでも良いと思います。
良い出来事が起こった時には、
ぜひ、自分への戒めにしてください。
何か見落としていないか?
犠牲にしていないか?
ちょっと見方を変えるだけで、感情に流されることが少なくなります。
心に余裕を持てるようになります。