褒めるのは、良いことじゃない!?

コミュニケーションの秘訣は、
相手を褒めることだと教わったことがありませんか?

私も、これまでたくさんの人に教わってきました。
たくさんの本にも、褒めることが大事だと書いてあります。

でも、褒められて、嫌な気分になることがあるんです。
何か喜べないと思うことがあるんです。

自分の仕事を部下に褒められたら、どうですか?
「先輩よくがんばってますね。」

旦那さんや、奥さんに、掃除を褒められたらどうですか?
「掃除キレイにできたね。」

褒められてるのに、何かムッとするぞ!
そういう場面があるのではないでしょうか。

褒める人によって、感じ方が違う!

実は、『褒める』というのは、
人によって、嬉しくなる時もあれば、嫌な気持ちになることもあるんです。

なぜか?

それは、『褒める』は上下関係からくる言葉だからです。
自分より立場が上の人から褒められると嬉しいものです。

しかし、自分と対等の人、部下や子どもなどから褒められると、時に嫌な気持ちになることがあります。

『褒める』というのは、
誰にでも使えるコミュニケーションではないんです。

実は、『叱る』ということも、上下関係からくるものです。
『叱る』も、誰にでも使えるコミュニケーションではないんです。

『褒める』のかわりに『勇気づけ』

『褒める』のかわりに使えるコミュニケーションがあります。

それは、『勇気づけ』です。

『勇気づけ』というのは、アドラー心理学からくる考え方です。
これは、相手の貢献を認めて、感謝するということです。

『勇気づけ』のスゴイところは、
上下関係を気にせずに、誰にでも使えるコミュニケーション
だということです。

『勇気づけ』は横の関係から、相手を喜ばせることが出来ます
自信を持たせてあげることが出来ます。
勇気づけてあげることが出来ます。

例えば、掃除をしてくれた奥さんに対しては、
「キレイに掃除してくれて、すごく助かった。部屋が気持ち良くなった。ありがとう。」

食器を運んでお手伝いしてくれた子どもに対しては、
「食器を運んでくれて、すごく助かったよ。ありがとう。」

上司に対しても使えます。
「いつも、先輩の仕事ぶりは、すごく尊敬してます。すごく勉強になります。」

『勇気づけ』は、その人の価値や貢献を認め、感謝することです。
誰でも、誰に対しても、簡単に、すぐに使えるコミュニケーションです。

アドラー子育てをしよう!

ぜひ、このアドラー心理学、『勇気づけ』を使った子育てをやってみてください。

褒めるよりも、まず、自分がやりやすいです。
相手にも受け入れらtれやすいです。

上から目線を感じると、子どもは反発します。
気持ちよくありません。
大人でも同じでしょう。

上から目線、上下関係での『褒める』『叱る』ではなく、
横の関係からの『勇気づけ』をぜひ、実践してみてください。