小指の付け根のふくらみ

小指の付け根のふくらみのことを、手相では、『水星丘』と呼びます。

水星のエネルギーを受け取る場所であり。a
水星に関する意味を持つ丘だとされています。

では、この水星丘の意味と由来
そして、簡単な水星丘の見方について紹介していきます。

水星の神様『ヘルメス』

水星のことを英語では、『マーキュリー』と呼びます。
これは、神様に由来しています。

ローマ神話では、商業と盗賊の守護神である『メルクリウス』であり。
ギリシャ神話では、伝令の神様である『ヘルメス』を指しています。

ヘルメスは、全知全能の神ゼウスとマウアの子供です。
赤ん坊のときに、兄である太陽の神アポロンから、雌牛50頭を盗んだという神話があります。
ヘルメスの仕業だと分かった後も、生まれたばかりの赤ん坊であったため、逆に面白がられて、ゼウスから気に入られたとのこと。

そして、その後アポロンとは非常に仲が悪かったものの、仲直りをしようと、得意の琴の演奏と、その琴をプレゼントすることで、仲直りをすることが出来ました。
ヘルメス商業・盗賊の神様伝令の神様と呼ばれるのには、生まれたばかりの赤ん坊で雌牛50頭を盗み出したということ。

人との交渉やコミュニケーション術に長けていたことが理由の1つでしょう。
また、水星は、太陽の周りを88日足らずで一周してしまうような速さも、理由の1つだと言われています。

水星丘の意味

水星丘には、社交性、商才、弁論、機転の速さ、頭の良さ、などの意味を持ちます。

商業・伝令の神様であるヘルメスのように、商売の能力やコミュニケーション能力を表す部分です。
水星丘は、商才・コミュニケーションを表す部分であるため、財運・金運を表す部分でもあります。

そのため、水星丘に向かって伸びる線を『財運線』と呼ぶことがあります。

丘の発達具合

手相の簡単な見方の1つは、丘のふくらみ具合を見ることです。
丘のふくらみが豊かなほど、その丘の意味を強くします。

水星丘の場合、商才、コミュニケーション能力、社交性を強くします。
水星丘が発達している人は、コミュニケーション能力が高く、商売上手な人が多いようです。
お金を稼ぐ能力、人との交渉に長けている人だと言えます。

しかし、強く出過ぎると、ケチや偽善者と思われる傾向にあります。
逆に、弱いと、お金に縁がなかったり、人付き合いを軽視したり、苦手意識強く出る傾向にあるようです。

丘に現われる線

簡単手相の見方2つ目は、線を見ることです。

水星丘に向かって縦に伸びる線は、『財運線』とも呼ばれ。
商売や金運に関する線になることがほとんどです。

運命線や知能線などから伸びる線もそうです。
その線が始まる場所によって、意味合いが違ったり。
開運期が違ってきます。

自分で商売をしている人。自営業、経営者には欲しい線になります。
逆に、横線のほとんどは、中断・停滞の意味を表す線です。

しかし、下の3つのサインの場合は、吉線です。

スター線(米印)

トライアングル(三角で囲まれた線の集まり)

フィッシュ(魚の形になった線)

以上の3つは、開運や幸運を表します。

この下の3つは、運気の中断・停滞などを表します。

スクエア(四角に囲まれた線の集まり)

クロス(バツ印、十字)

は、丘の意味を弱めたり、運気の停滞を意味します。

グリル(格子型の線の集まり)

は、逆に意味が強まり過ぎている、バランスが崩れていることを表しています。
ケチや偽善者だと周りに思われるような態度をとっているかもしれません。