カルマとは?
カルマは、業とも書きます。
行為のこと。
仏教では、業を三つの業に分けられているようです。
・身体に関わる行為(実際に行動すること)・・・身業しんごう
・言葉に関わる行為(言葉で言うこと)・・・・口業くごう
・意思に関わる行為(心で思うこと)・・・・意業いごう
あと、「原因と結果の法則」を「カルマの法則」とも言います。
世間一般的には、
因果応報と繋がった言葉になっています。
よくあるカルマの解釈は、
悪い行いをしたら、悪いことが返ってくる。
良い行いをしたら、良いことが返ってくる。
それが、人生を超えて返ってくる。
つまり、前世の行いが、今生でも返ってくるという解釈。
今回、このカルマというものを考察してみたいと思います。
カルマで返ってくることは、行動だけではない
エドガー・ケイシー
(歴史的に有名なチャネラー)
の書籍では、
カルマにはいくつか種類があり。
その中には「嘲笑のカルマ」というものがあると書かれていました。
それは、例えば、
ヨーロッパのコロシアムのようなところ。
闘技場で人が殺し合うところを、笑ってみていたり。
人の不幸を嘲け笑ったことに対してのカルマ。
よくよく考えてみると、
これは、他人を直接的に傷つけたのかというと微妙です。
もしかすると、こっそり見てただけなのかもしれない。
つまりは、
物理的な行為に留まらないということです。
仏教の3つの業
・身体に関わる行為(実際に行動すること)・・・身業しんごう
・言葉に関わる行為(言葉で言うこと)・・・・口業くごう
・意思に関わる行為(心で思うこと)・・・・意業いごう
も参考になります。
・言ったこと
・やったこと
だけでなく、
・思ったこと、意図したこと
・どんな意識でいたのか
も返ってくるということです。
カルマが負の出来事を引き寄せる仕組みとは?
そして、
この人生で、カルマが負の出来事を引き寄せる、引き起こさせるその仕組みは何なのか?
を考えてみましょう。
影響しているのは、「引き寄せの法則」ですよね。
「引き寄せの法則」において、
分かりやすい引き寄せの磁石になるものは何かというと。
それは、感情です。
仮に、嘲笑のカルマが原因となるものがあるとすれば、
それは、その嘲笑によって、心(潜在意識)に湧いてきた罪悪感ではないでしょうか。
罪悪感という感情は、
つまり、『私は罪人である』という無意識の認識であり。
「罪滅ぼし」が必要で、それをしないと怖い、不安、じっとしてられないという感情です。
罪人の私が、もしも何の対価もなく、幸せを受け取ったとしたら、
もしかしたら、とんでもない不幸が対価として返ってくるんじゃないか。
そんな無意識の不安です。
それがあると、
報われない現実があると、
自分だけ被害者であるように感じると、
「やっぱりね」
って言葉が出てきます。
「やっぱりね」
って無意識に感じる、思うってことは、そういう信念を無意識に持ってるってこと。
そうすると、
無意識に罰してもらうことを望みます。
その結果、どんなことが引き寄せられるかは、お分かりの通りです。
カルマを解消、解放するには?
だから僕は、
カルマを解消するためには、
「前世の報いを受け入れる」
しょうがなく受け入れるしかない。
不幸なのはしょうがない。
みたいなのは、ズレてると思ってます。
カルマって何のために存在するのか?
この問いを考えるためには、
神学について、宇宙の法則について、
人はなぜ生きるのか?
いろんな知識、情報を得て考察する必要があると思います。
宇宙の目的は、何でしょうか?
一説に、宇宙の目的は、
「拡大と成長」と言われています。
魂の目的は何でしょうか?
これって解釈を絞ることは難しいです。
同じ言葉でも、その人その人の意識の状態で、解釈は変わりますから。
「神と一体となること」
それは、神から離れているという意味ではなく。
神から離れていると勘違いしていること、夢の中をさまよっていること。
これ以上はやめておきましょう。
魂の目的は、
「学び・気づき」なのかなと思います。
「学び・気づき」の先に、
「成長と拡大」、「神と一体となること」があるからです。
だとしたら、
世間一般的なカルマの解釈は、
この目的に合致するでしょうか?
この人生を前世の罪滅ぼしのために生きる
償いをしながら生きる
カルマが、
・不幸を受け入れる理由
・人生の諦めの理由
・恐怖の対象
となるならば。
カルマというものは、
宇宙の目的からも、魂の目的からも乖離しているように思います。
カルマの存在理由は、
「学び・気づき」を得るため。
なのではないかと思っています。
カルマは、本当は
罪滅ぼしを望まれて、存在しているのではなく。
逆に、
本来の自分を思い出すために用意されている課題であり。
魂が望む人生、生き方に気づくための課題。
だからこそ、
カルマを解放するためには、
「消そう」とするのではなく。
そこから、「学び・気づき」を探すこと。
カルマの存在理由が、
「学び・気づき」
だとしたら。
得たい学び・気づきが得られたら、
それは、目の前から消えていくはず。
そこにもうそのカルマの存在理由はなくなるから。
僕自身の解放経験。
セッションを通じての、他の人の解放を目の当たりにしてきた経験。
から、おそらく、カルマとは、こういうものではなかろうかと。
考察しています。
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