怒ることができない・・・

怒ることができない人。
周りの人から見ると、良い人に見えます。
怒らないことは良いことです。

でも、怒らないことにあるのは、メリットだけではありません。
デメリットがあることも知っておきましょう。


《怒らない・怒れないことのデメリット》

  1. 他人からいいように扱われる
  2. いつまでも恨みを持つことになる
  3. 男性の場合、弱く見える

まず、怒らないことによって、 周りから『良い人』と思われます。
これ自体は良いことです。

しかし、全く怒らない人となると、『良いように扱われる人』になります。
例えば、馬鹿にされても怒らない人は、ずっと馬鹿にされ続けます。
やりたくないことを押し付けられても怒らない人は、ずっと押し付けられ続けます。
傷つけられても怒らない人は、ずっと傷つけられ続けます。

怒りは、守るための感情でもある

怒りという感情は、攻撃するという面だけではありません。
外部からの攻撃から身を守るという面も持ち合わせています。

自分の大切な人が外部からの脅威にさらされているとき、その人を守る原動力になる感情の一つは、怒りです。
また、怒りは、自分自身を守るための感情でもあります。

自分の身体、心、価値観。
大事な人、大事なもの。

怒らない人・怒れない人の大きなデメリットは、こういった大事なものを守ることができないことです。
あなたにとって、何か大事なものを守るために怒りという感情はときに必要なものです。

感情は、抑えても消えない!!

怒りは、抑えても消えません。
これは、悲しみや寂しさ、虚しさなど。
どんな感情でも同じです。

抑えようとすると、反発します。もっと大きくなります。
それでも抑え続ければ、いつかは爆発します。

それは、他人に対してとは限りません。
あなた自身の身体の不調となって現れたり。
うつ病や、摂食障害といった心の問題として現れてくることがあります。

怒りを表明することは悪いことではありません。
やってはいけないのは、怒りのままに相手を傷つけることです。
怒鳴る、暴言を吐く、暴力を振るう。
こういった人を傷つける行動は、やってはいけないことです。

しかし、私が怒っていることを表すこと。
なぜ怒っているのか、何を守るために怒っているのかは伝えたほうがいいです。

あなた自身のためにも。
相手との今後の人間関係のためにも。

怒りは強いエネルギー!!

怒りという感情は、
他の感情と比べても、とても強いエネルギーを持つ感情の一つです。

例えば、悔しさとか、嫉妬とか。
怒りにつながる感情も強いエネルギーを持っています。

スポーツやビジネスでは、
こういった怒りや怒りにつながる感情を利用することで、
やる気やモチベーション、行動するための原動力にしているケースも多くあります。

マイナスなものとして思われがちな、怒りという感情ですが。
実は、上手に使うことで、仕事や勉強や夢に向けての大きなエネルギーにもできます。

怒りを抑圧する理由は何か?

怒れない人は、
怒りを表現することに恐怖や不安を抱えていることが多いです。

例えば、

  • 相手に嫌われるんじゃないか
  • 相手を傷つけてしまうんじゃないか
  • しっぺ返しをくらうんじゃないか

あなたが、怒りを表現することを抑えてしまうのは、何を恐れているからでしょうか?
怒らないことで、相手に何を期待していますか?
実際に、怒らないことでそれは得ることができていますか?

一度、振り返ってみてはいかがでしょうか。