感情を上手にコントロールするために!!
感情をコントロールするために知っておいてほしい3つのポイントがあります。
それは、
- 焦点
- 言葉
- 身体の使い方
です。
この3つのポイントを意識して訓練することが、感情をコントロールできるようになるポイントです。
焦点を変える
これは、つまりは物事の見方、解釈を変えることです。
人は、それぞれに物事の解釈のしかたが違います。
それは、みんな価値観、考えかた、育ってきた環境、経験が違うからです。
例えば、恋人に振られたとします。
全く同じ状況だったとしても、人によっては180度違う反応をします。
ある人は、人生が終わったかのように、泣いて、落ち込みます。
ある人は、すぐに切り替えて、次の恋人を探し始めます。
目の前に起こる出来事には、意味はありません。
それを体験した人が、その人の解釈通りの意味づけをします。
言葉を変える
愚痴や文句、泣き言や言い訳ばかり言う人の側にいると、どんな気持ちになりますか?
あまり良い気分には、なりませんよね。
自分が、愚痴や文句、泣き言、言い訳などを言うとき、嫌な気分になるのは周りの人だけではありません。
その言葉を一番聞いているのは、自分自身です。
その言葉が誰に向けられたものであれ、脳には関係ありません。
脳は、主語を認識せず、その言葉をそのまま受け取ります。
実は、自分の言葉で、自分の気持ちを下げていることがよくあります。
また、人間は言葉で考える生き物です。
何かをイメージするときも、考え事するときも、言葉から始めます。
『青い海』という言葉で、青い海をイメージします。
『今日の晩御飯は?』で、今日の晩御飯は何かな?と考えを巡らせます。
もし、これがいつもマイナスな言葉ばかりだったらどうでしょう。
イメージするもの、考えるもの、時には行動までもマイナスなものになってしまいます。
言葉が自分の気持ちや、行動のもとになっていること。
ぜひ、意識してみましょう。
身体の使い方
落ち込んだ時の身体の状態をイメージしてみてください。
おそらく、ほとんどの人が、肩が落ちていたり、頭が下がっていたり。
ため息をついていたり、口角が下がっていたり。
そんな身体の状態をイメージするのではないでしょうか。
逆に、嬉しい時はどうでしょうか?
笑顔だったり、バンザイしていたり。
ガッツポーズしていたり、力強く立っていたり。
そんなイメージをしうるのではないでしょうか。
実は、身体と感情は深くつながっています。
スキップすると、なんだか楽しくなる。
背すじをピンっと伸ばすと、気持ちのシャキッとしてくる。
ガッツポーズをすると、なんかやる気が出る。
こんな経験が誰しもあるものです。
欲しい感情をイメージして、その姿勢や身体の動きを作る。
すると、身体の姿勢や動きに合わせるように、感情も変わります。
感情をコントロールする訓練方法!!
ここで紹介するのは、すでに紹介した3つの感情を変えるポイントを使います。
1つ目は、『自分にプラスになる質問をする』
です。
焦点は、質問一つで変わります。
何か落ち込む出来事、嫌な気分になりそうな出来事が起こったら、
「なんで、私はこんなにだめなの?」
「なんで、私はこんなにツイテないの?」
という質問を止めて。
「どうやったら、上手くできるだろうか?」
「どうやったら、上手く解決できるか?」
「この出来事の中に、プラスにできるものは何か?」
自分にプラスな答えが返ってくる質問をしましょう。
2つ目は、
『マイナスの言葉を言わない』です。
最初から、ポジティブな言葉ばかりを言うようにするのは難しいかもしれません。
でも、マイナスの言葉を言わないようにするのは、意外と出来るものです。
言いそうになったら、下唇をかんで、言わない。
言っちゃったら、『今のはなし。』
もしくは、プラスの言葉で塗り替える。
3つ目は、
『良い身体の姿勢をする』です。
わざわざ、マイナスの感情を感じる身体の使い方をしないように気を付けましょう。
うつむく。下を向いて歩く。
人は、上を向いていると、なかなか落ち込むことは難しいです。
肩を落として、ダラ~っと歩いていると、気持ちもダラ~っとしてきます。自身も持ちにくいです。
肩を後ろに引いて、背すじを伸ばしてみると、なんだか堂々とした気持ちになります。
ぜひ、自分の心のメンテナンスのために、姿勢を良くしましょう。
また、自分の姿勢を意識するときには、ぜひ、感じたい感情をイメージしましょう。
『この姿勢は、堂々というイメージ』
『この動きは、リラックス』
『この立ち方は、自信に満ち溢れた感じ』
すると、身体の動きに感情がついてきやすくなります。
ぜひ、この3つの訓練方法を試してみてください。
感情に流されず、自分で感じたい感情を感じれるようになること。
これだけで、人生はすごく楽になります。
ぜひ、お試しください。