怒りには目的がある
誰でも、怒りがコントロールできないときがあります。
『どうしても許せない』
それは、他人に対してかもしれませんし、時には自分対してかもしれません。
どうしても、怒りが消えない、収まらない。
そんな時は、ぜひ、その怒りの目的について考えてみましょう。
怒りの目的に一つには、自分のこだわりを守ることがあります。
『~は〇〇であるべき』
『~は〇〇でなければならない』
これらの、『べき』、『しなければならない』が怒りの目的であることが多いです。
まずは、その目的に気づきましょう。
そのこだわりが自分にとって、相手にとって本当に必要なものなのか考えてみることも大事です。
怒りは二次感情!?
怒りは二次感情だと言われます。
これは、怒りの感情の奥には別の感情があるということです。
そして、その感情が満たされないことで現れるのが怒りという感情になります。
一次感情というのは、
- 寂しさ
- 不安
- 恐怖
- 悲しみ
- 落胆
- 心配
などの感情です。
実は、怒りの感情は、この一次感情を解決することでしか消えません。
他人に対して、自分に対して、どんなに怒り散らしてもモヤモヤしたままです。
それは、怒りの感情の奥には、本当の感情が隠れているからです。
一次感情を探ろう!!
怒りが湧いてきたとき、ぜひやってほしいのは一次感情を探ることです。
『自分は、なぜ怒っているんだろう?』
というのを考えてみてください。
その奥に隠れている感情は何でしょうか?
何かを怖がっているのか?
何が悲しいのか?
何が不安なのか?
怒りの奥にある本当の感情に気づくこと。
その感情を癒すことが怒りを鎮める本質的な方法です。
怒鳴らない!!
この怒りの仕組みは、対人関係でも役に立ちます。
怒りは、人にぶつけても、その人が嫌な気分になるだけです。
自分も嫌な気分しか残りません。
他人に対して怒りを感じたときには、その奥に必ず本当の感情があります。
まず、自分で、その感情に気づくことで、冷静になれます。
そして、相手に伝えたい本当の気持ちが出てきます。
相手には、ぜひ、怒りの奥にある本当の感情を伝えてあげてください。
それは、相手のことが心配な気持ちかもしれません。
寂しさかもしれません。
不安かもしれません。
その気持ちを伝えることで、相手もあなたのことをちゃんと理解できます。
対人関係もより良くなります。
何より、これは自分にとっても良いことです。
怒りに隠れた感情は、見つけようとしいないと隠れたままです。
自分でも、怒りの本当の原因が分からないままです。
すると、モヤモヤがずっと残ります。
本当に癒したい感情も取り残されたままです。
一次感情を相手に伝えることで、自分自身も癒されます。
ぜひ、怒りの奥の感情を探すことを習慣にしてみてください。
怒ることも少なくなります。
自分でストレスを溜めこむことも少なくなります。
対人関係も良くなります。