7つの習慣って何?
『7つの習慣』とは、スティーブン・R・コヴィー博士が考案・執筆したものです。
リーダーシップ論の権威で、最も影響力のあるアメリカ人の一人とされています。
『7つの習慣』は、現在では、ビジネスだけにとどまらず、教育現場でも使用される考え方です。
特徴は、人格主義、そして原則を大事にしているところにあります。
短期的、一時的な成功ではなく、人生全般・長期的に成功することを大事にしています。
世の中には、一時的にお金持ちになって、気づいたら全てをなくしてしまう人がいます。
成功を目指して行動するものの、長続きしなかったり、途中で生活や人間関係、心のバランスを崩してしまう人がいます。
『一瞬の成功』ではなく、『成功し続ける』ことがやはり大切です。
『7つの習慣』では、原則に沿った7つの習慣を実践することで、『成功し続ける力』『バランスの取れた成功』を手に入れることができるようになります。
7つの習慣のまとめ
- 主体的である
- 終わりを思い描くことから始める
- 最優先事項を優先する
- Win‐Winを考える
- まず、理解に徹し、そして理解される
- シナジーを創り出す
- 刃を研ぐ
以上が7つの習慣のまとめになります。
1~3の習慣は、私的成功といわれる部分になります。
簡単にいうと、自己管理の部分です。
人との関係や、社会との関係から見た成功を目指すまえに、自己管理の部分でまず成功するということです。
4~6の習慣は、公的成功についての習慣です。
これは、人とのコミュニケーションや社会との関わりの中で成功していくために必要な習慣になります。
1~3の習慣の私的成功が先で、そのあとに公的成功があるというところが大事なポイントになってきます。
7つめの習慣は、成長についての習慣です。
ここでは、『刃を研ぐ』という表現がされています。
どんな良い包丁や刀、斧でも刃を研ぐことが必要です。
どんなに急いでいても、刃がこぼれたり、錆びついた状態のままでは、逆効果です。
刃を研ぐことがすごく大切です。
これは、人間でも同じことが言えます。
仕事にのめり込むあまり、健康を害して、仕事ができなくなる人がいます。
多くのを売上を上げている会社でも、学ぶことをやめると衰退していきます。
人間関係を軽んじて、信頼関係や大事な人を失うこともあります。
何事にも、メンテナンスも大事ですし、学び続けることも大事です。
人間も刃を磨く必要があります。
しかし、その中で、何を学ぶのか、成長させたらよいのかのバランスも大事です。
そういった、原則を習慣にしたものが7つめの習慣です。