怒りを抑え込まない!!

怒ってはいけない。
大人でいよう。
自分が抑えればいいだけ。

そうやって、怒りを抑え込んでいませんか?

怒りは、抑え込むと溜まっていきます。
いずれ、心身に異常をきたすようになります。
それは、摂食障害であったり。鬱病であったり。

そして、最悪の場合、爆発します。
そのタイミングさえコントロールできない状態にあるので。
取り返しのつかない場面で、爆発してしまう可能性も大です。

怒りに身を任せてはいけない!!

じゃあ、怒りに身を任せて、発散すればいいのか?

実は、これも逆効果です。
怒れば怒るほど、怒りの感情は大きくなります。
感情は、発散することでは、根本的には治まりません。

また、発散することで、誰かを傷つけることもあります。
怒りの表現の仕方によっては、人間関係を悪くします。

では、どうすれば、怒りの感情をコントロールできるのでしょうか?

どうなりたいか?が大事。

怒りの感情のコントロールをするために、
まず、大事になってくるのは、
怒りを向けたい相手とどうなりたいのか?
です。

どんな関係になりたいのか?
です。

それを、ぜひ確認してください。

怒ることで、相手に何をしてほしいと期待しているのでしょうか?
それをえるために怒る以外の方法はないのか?

もし、

  1. 怒りを向ける相手と関係を良くしたいと思いがある。
  2. 相手が謝ってくれたり、話し合うきっかけになったり、怒りを表すことが解決につながると思う。
  3. 怒りの原因が、怒りを向ける相手にある。

のならば、
相手との関係を壊さないような怒りの表し方、伝え方が必要です。

相手との関係を良くする伝え方!!

相手の関係を壊さないように、怒りを伝えるには、

  1. 自分を主語にする
  2. 気持ちと要求を伝える

の2つのコツが必要です。

流れとしては、

  1. 相手のどんな行動で、自分がこんな感情になったと伝える。
  2. 相手に対する欲求を伝える。
  3. 相手にしてほしい行動を伝える。
  4. 自分の改善できることを伝える。

の流れです。

全部、『私は、』のように、自分を主語で伝えることを忘れずに。

例えば、こんな感じです。

  1. 私は、あなたに無視されてすごく嫌だったし。すごく悲しかった。
  2. 私は、もっとあなたにもっと大事にしてほしい。
  3. だから、私の話をちゃんと聞いてほしい。
  4. 私も、あなたの助けになれるように頑張るから。

怒りを表現するときに、一番気を付けることは2つです。

  1. 相手の感情(気持ち)と人格(性格)は否定しないこと。
  2. 言動や行動を変えてくれるように伝えること。

相手の感情や人格を変えようとする、否定することは、相手を傷つけることになります。

マイナスな結果になります。

言動や行動を変えてくれるように伝えましょう。
相手を傷つけずに、伝えることが出来ます。

分かり合えない人もいる

実は、伝え方に気を配って、怒りを表してもダメな場合もあります。
余計に無視されたり、非難されたり。
例外もあります。

その場合、距離を置くことも1つの手段です。

誰とでも、みんなと分かり合えるのは、素晴らしいことです。
しかし、人それぞれに性格、価値観、人生観、経験など。
違うのが当たり前です。

その中で、分かり合える人もいれば。
やはり、分かり合えない人も出てきます。
その人とは、上手に距離感を作ることも大切かもしれません。

それは、あなただけでなく、相手のためでもあるかもしれません。
それは、ぜひ知っておいてください。