抜け出せない・・・

なんか、ふいに悲しくなる。
悲しみを消せない。
悲しみから抜け出せない。
立ち直れない。

失敗や失恋、もしくは大事な人との別れ。
その出来事や存在が大きければ、大きいほど、その喪失感は大きく。
悲しみも大きいものです。

しかし、いつかは前を向いて進んでいかないといけない。
でも、なかなか抜け出せない。

誰でも、そういったことがあるのではないでしょうか。
どうすれば、悲しみを乗り越えることができるのでしょうか?
では、そもそも悲しみの役割ってなんでしょうか?

悲しみの役割

悲しみは、心の傷を癒すための時間を与えてくれています。

もしも、心の傷が癒えないまま、行動するとどうなるでしょうか?
よけいに、大きな傷を負ってしまうことにもなります。

また、悲しみは、自分の大事なものを失った喪失感から来ています。
つまり、自分の大事な価値観や、大事なもの、大事に思っているものを、しっかり見つめ直すきっかけをくれます。

その悲しみをきっかけにして、自分にある大事なものに気づく。
そのことで、その後の人生をより豊かに、幸せに生きるためのヒントをくれる感情でもあります。

悲しみを表現することで、周りの人に優しくされる。
そのことで、人の優しさに触れることがあります。
悲しみを乗り越えることで、他人の悲しみを理解することができるようになります。

身体で感じること

悲しみを乗り越えるための方法を紹介します。

1つ目は、悲しみを感じ切ることです。

そのためには、その悲しみを身体の感覚として感じてみましょう。
感情というのは、身体の感覚と深く繋がっています。

腹が立つ。胃がムカムカする。頭に血が上る。はらわたが煮えくり返る。etc・・・
感情を表す言葉は、身体の感覚から結びつけられたものが多いです。

思い出してみてください。
あなたが、恋をしたとき、そのドキドキは身体のどこで感じていましたか?
何かむかついているとき、そのイライラは身体のどこで感じていますか?
嬉しいとき、そのウキウキは身体のどこで感じていますか?

悲しみを感じているときの、そのときの何とも言えない、もの悲しさだったり。
虚しさ。喪失感。
それは、身体のどの部分にありますか?
ぜひ、その場所にある、その感覚をしっかり味わってみてください。

どんな想いや言葉が浮かんできますか?
その身体の部分が、発しているメッセージをぜひ、聞いてあげてください。
ぜひ、その部分を自分自身で抱きしめる、包み込むイメージを持ってみてください。

そうやって、感情を身体の感覚として感じ切ることで、心の傷は癒されます。

悲しみの乗り越え方~感謝する~に続きます。